障がい当事者にコミットする団体「NPO施無畏」は、2024年4月1日の障害者差別解消法の改正(民間における合理的配慮の義務化)を受け、ウェブアクセシビリティ関連のサービスを提供します。
 誰もが正確な情報接触ができる環境になることは、NPO施無畏の理念とも合致します。ウェブアクセシビリティ関連サービス提供によって、ダイバーシティ&インクルージョン社会実現に寄与します。

ウェブアクセシビリティとは

 「高齢者や障害者など心身の機能に制約のある人でも、年齢的・身体的条件に関わらず、ウェブで提供されている情報にアクセスし利用できること」を意味します。
 今どきのウェブは障がい者にとっても重要な情報源となっています。障がいに関わらず情報接触できることがウェブアクセシビリティです。例えば、全盲の人は、読み上げソフトを使用して、ホームページ情報に接触しています。ホームページ上の画像で提供される情報は受け取ることができません。画像に変わって、画像説明のテキストをホームページに仕込むことで、読み上げソフトで音声化され情報を受け取ることができるようになります。
 このように、心身機能に制約がある人でも、ホームページの情報を受け取れるような仕様にすることがウェブアクセスビリティです。

Co-Co Life調査部のウェブアクセシビリティの特徴

  • リアルユーザーテストが可能
    Co-Co Life調査部は約2,500名の障がいパネルとつながっています。2,500名の中にはさまざまな障がい種の方がいます。2,500名の障がい者とのつながりにより、心身機能の制約により「何ができないか」「どうすれば解決できるか」をすぐに、網羅的に確認することができます。
    ウェブアクセシビリティ診断というと、JIS X 8341-3準拠が標準ですが、JIS X 8341-3は2016年の規格でスマートフォンによるサイト接触を対象にしていません。しかし、実際は、視覚障害者の多くはスマートフォンでサイト接触を行っています。リアルユーザーテストによって、JIS X 8341-3を超えて「本当にユーザーが正しく情報接触できるか」を検証することが可能です。
パネル総数2,411名。年代=10代5%、20代23%、30代25%、40代24%、50代以上14%。在住都道府県=東京都24%、神奈川県10%、埼玉県9%、大阪府7%、千葉県6%、愛知県4%、兵庫県4%、その他36%。性別=男性17%、女性76%、その他7%。障がい内訳=身体障害67%、精神障害21%、知的障害6%、その他6%。
  • 提携会社と連携してサービス提供が可能
    同様のウェブアクセシビリティサービスを展開している、東京都チャレンジドプラストッパン株式会社と業務提携を結んでいます。自団体だけではリソース不足な部分があっても、2社で連携補完し合いながら、サービスを提供することが可能です。

サービスメニュー

  1. ウェブアクセスビリティ基本講演=5万円
    「ウェブアクセスビリティって何?」「必要なものなの?」「JIS X 8341-3って?」。ウェブアクセシビリティの基本の基を、デジタル庁のウェブアクセシビリティ導入ガイドブックをベースに分かりやすく解説。講演時間は2時間程度です。
    →社の部署やチームに、ウェブアクセシビリティの基本を理解いただくのに最適なサービスです。
  2. ライト診断=15万円(目視5頁+チェッカー5頁+診断レポート)
    貴社サイトを「目視5頁」「チェッカー5頁」の診断をしたうえで、JIS X 8341-3に準拠した診断レポートを提出します。発注からレポート提出まで、最低5営業日。
    →自社サイトの問題点抽出に最適なサービスです。
  3. スタンダード診断=30万円(目視10頁+チェッカー10頁+診断レポート+対面説明)
    貴社サイトを「目視10頁」「チェッカー10頁」の診断をしたうえで、JIS X 8341-3に準拠した診断レポートを作成し、対面で診断結果の説明と対策提案を行います。発注からレポート提出まで、最低10営業日。
    →サイトをウェブアクセシビリティ対応に改修するにあたり、工数・コストの概算が分かるレベル。
  4. プレミアム診断=50万円(目視10頁+チェッカー10頁+読み上げ確認10頁+診断レポート+対面説明)
    貴社サイトを「目視10頁」「チェッカー10頁」「読み上げソフトを使った確認10頁」の診断をしたうえで、診断レポートを作成し、対面で診断結果の説明と対策提案を行います。レポートはJIS X 8341-3に準拠内容にプラスして、読み上げソフトでサイトに接触した場合のアクセシビリティまで広く対象とした内容となります。発注からレポート提出まで、最低15営業日。
    →改修するにあたり、工数・コストの概算が分かるとともに、読み上げソフトを使ってサイトに接触するユーザーへの伝わり具合が把握できます。

※料金はあくまでも目安です。実際には条件等をお聞きしたうえで個別に見積もりさせていただきます。

働く女性イメージ

Optional Services

オプションとして、以下のサービスにも対応します。料金については、条件をお聞きしたうえで個別見積もりさせていただきます。

  • リアルユーザーテスト
    障がいのあるユーザーが、貴社のサイトに接触して、気づいた点をフィードバックします。Co-Co Life調査部には約2,500名の障がい当事者パネルとつながっています。たくさんの障がい当事者とつながっている弊団体ならではのサービスです。
    「視覚障害者が実際に読み上げソフトを使い、貴社サイトに接触したうえでの不具合指摘」など、さまざまなテストが可能です。テストする人数も1人から複数まで。障がい具合のバリエーションなど、さまざまなパターンのテストに対応できます。
  • 改修コンサル
    サイト診断後に、ウェブアクセシビリティ対応改修を行う際のコンサルティングを行います。サイトの現状を鑑みて、最適な「改修度合いを決める」「改修範囲を決める」「目標とする適合レベルを決める」アドバイスを行います。
  • 社員向けウェブアクセシビリティ講習
    貴社社員のウェブアクセシビリティスキルを高めるための定期的な講習会を実施します。
    過去例)90分の講習を週1ペースで6回開催(1ヶ月半におよぶ講習)

実績

自社サイトの改修

現在、ご覧になっていただいているCo-Co Life調査部サイトのウェブアクセシビリティ対応を行いました。
改修前のサイト http://research-before.co-co.ne.jp/
上記の状態から以下の改修を行い現在のサイトに変更になっています。

  • アクセシビリティープラグイン「User Way」組み込み
  • 画像に対する代替テキスト入力
  • キーボード操作のみのコントロール対応
  • 各頁のタグ構造の最適化
  • コントラスト比を高めた配色変更
  • リストタグの最適使用
  • リンク先の明確化
  • サイトマップの新設

他社サイトの診断

他社サイトの診断実績に関しては、ホームページ上にオープンにできないため、お問い合わせください。

本サービスに関わるメンバー

代表理事 
遠藤 久憲
新聞社勤務のかたわら、2007年より障がい者向けマガジン「Co-Co Life」の発行にボランティアで関わり、500名を超える障がい者を取材。メディア発行と並行して、障がい当事者を活用した調査事業を立ち上げる。2015年よりNPO施無畏 代表を務める。「Co-Co Life☆女子部」プロデューサー。

扇強太の写真

理事 
扇 強太
全体の組織運営と、編集部のアンカーとして10年の誌面発行推進。調査部の2,000人超の障がい当事者のデータやコミュニティを活用した企業・自治体案件に携わる。

本サービスへの問い合わせ

■会社名(必須)

■お名前(必須)

■電話番号(必須)

■メールアドレス(必須)

■メールアドレス・確認用(必須)

■ご依頼詳細(必須)

■その他

※ご質問事項などは「その他」にご記入ください。